2014年4月17日

悔し涙

発表会に向けてみんな自分の実力よりかなりレベルアップした曲に取りかかる。
もちろん、生徒がそうしたい!と言っているわけではなく、どうせガンバらさせられるんだから、ここは本気でやってコツコツ貯めた力を目に見えた力にしてみせよーよ!と特にジュニアレギュラークラスの子供たちは煽られる。

もちろんレッスンでも「はい、もう一回!はいもう一回!」と、まぁ言ってみれば千本ノックでも受けてる感じ⁈。
そして家に持ち帰って素振り100回毎日しろ!てな宿題を出される。
だから家の中はかなりな乱闘が想像できる。
先生それ知ってるΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

だけど、家で100本素振りをするためには間違ったフォームでは全く意味をなさない、想像するだけでかわいそうで、無駄な時間。
なのでレッスンの中でより正確に弾けることをこれまた1000本ノック並みにやらされる。(他人事のように言ってるけどこれ間違いなくあたしがやらせてる)

毎年のことだけど、一人一回は経験する悔し涙。

弾いてるうちに手にぽタッ。
エ?確かに特訓だし、優しい口調で「はいもう一回弾こうね」なんて言ってるはずはないけれど、やる過程なので、数打ちゃ当たるでやるしかない。
ので泣くシーンでは明らか無い。
だけど、涙がどんどん…。

「どうした?もうちょっとやで!頑張りよ、なんで泣いてるんだ?」

と聞くとみんな

「だってわかってるのに弾けへんねんも〜〜〜ん。・゜・(ノД`)・゜・。」
って思いっきり泣けてくる。

そうなのよね、わかってるねん。
でも弾けへんねん。
これめっちゃ腹立ってくるよね。
横でもう一回もう一回言ってる奴にすら腹立ってくるよね。

でも間違いなく次があるねんなぁ。
それで終わる子はいないねんなぁ。

中学生以上になると余計こんなことを経験する子が出てくる。
アホみたいに弾いときゃいいんやろ!って先生に八つ当たりして済んでる小学生はそうでもないけど、自己が確立し出して、ましてやレベルアップが明らかに自分で感じる歳になるとそうなるのよね。

絶対付き合うよ( ̄▽ ̄)妥協なんてしないよ、先生は。最後まで。

by おかみ




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